日常使いの器を選ぶときに考えていること
著者:松田 沙織 — 工房主宰、
器を選ぶとき、見た目だけで決めると後悔することがあります。毎日使うものだからこそ、手に持ったときの重さ、口に当たる縁の厚さ、洗いやすさが大切です。Lineage Coreで器を作るとき、常に「使う場面」を想定しています。
重さと持ちやすさ
飯碗や湯呑は、毎食手に持つ器です。重すぎると食事の途中で疲れますし、軽すぎると安定感がなく落としやすくなります。Lineage Coreの飯碗は、成形後に外側を削って重さを調整しています。目安は200グラム前後です。
持ちやすさは、高台の形にも関係します。高台が低すぎると指がかかりにくく、高すぎると不安定になります。実際に手に取って確認できる場合は、親指と人差し指で高台を挟んでみてください。
口当たりと縁の仕上げ
湯呑やカップは、口に当たる縁の厚さが飲み心地に影響します。縁が厚いと液体が口に入るまでに冷めやすく、薄すぎると欠けやすくなります。Lineage Coreでは縁の厚さを3〜4ミリを目安にしています。
縁のざらつきが気になる場合は、食器用のサンドペーパー(#400程度)で軽く磨くと滑らかになります。釉薬がかかっていない部分(高台の底など)は、使い始めに磨いておくとテーブルを傷つけにくくなります。
釉薬の種類と用途の相性
灰釉の器は表面が比較的滑らかで、汁物や液体を使う料理に向いています。鉄釉の器は表面に微細な凹凸があり、食材が滑りにくいため、炒め物や焼き物を盛るプレートに向いています。どちらが良いというわけではなく、用途に合わせて選ぶのが実用的です。
器選びに迷ったときは、工房に来ていただいて実際に手に取ってみてください。在庫の確認はお問い合わせはこちらからどうぞ。