欠けた器を金継ぎで直すとき、工房で相談できること
著者:松田 沙織 — 工房主宰、
器が欠けたとき、捨てるのではなく直して使い続ける選択肢があります。金継ぎは、漆と金粉を使って陶器の欠けやひびを修復する日本の技法です。Lineage Coreでは、工房で購入した器に限り、金継ぎの相談を受け付けています。
金継ぎでできることとできないこと
金継ぎは、欠けた部分を漆で埋め、表面に金粉や銀粉を蒔いて仕上げる技法です。小さな欠けや一本のひびであれば、修復後も食器として使い続けることができます。ただし、複数箇所が割れてバラバラになった器や、欠けた破片がない場合は、完全な修復が難しいことがあります。
修復後の器は、漆が完全に硬化するまで約3か月かかります。その間は水に長時間浸けることを避けてください。硬化後は通常の食器と同様に使えますが、電子レンジと食器洗浄機は避けることをお勧めします。
相談前に準備しておくこと
金継ぎの相談をご希望の場合は、まず器の写真をメールでお送りください。欠けた部分が分かるように、複数の角度から撮影した写真があると状態を確認しやすいです。欠けた破片がある場合は、捨てずに保管しておいてください。
相談後、修復が可能と判断した場合は、工房に器をお持ちいただきます。修復費用と納期はその時点でお伝えします。
金継ぎを通じて器と長く付き合う
金継ぎで直した器は、修復の跡が見えます。それを隠すのではなく、使い続けた証として見せる。その考え方が、金継ぎという技法の面白いところだと思っています。Lineage Coreで作った器が、修復を経てさらに長く使われるなら、それは作り手としてうれしいことです。
金継ぎの相談はメールでお問い合わせください。写真を添付していただけると、状態の確認がスムーズです。